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【レビュー】HHKB歴10年の僕がメリット・デメリットと買う前に知っておくべき事

こんには、ロビです。

現在では、リモートワークなので自宅でオフィス作業をされている方が増えてきている今、デスク環境の改善の一環として良いキーボードが欲しいと思われている方も多いのではないでしょうか?
今回は「HHKBを10年使った」僕がHHKBのメリット、デメリットを中心にHHKBについて網羅的に記事にしていこうと思います。

はじめに

HHKBの購入を検討している方であればレビュー記事やAmazonのレビューなどをすでにお読みになられているかもしれません。
そういった方はもうお分かりになっているとは思いますが、HHKBは「凄く尖ったキーボード」です。価格・デザイン・特殊なキー配列と癖の強いキーボードです。

そこで、こう思ったのではないでしょうか?

「 HHKB一度使ってみたいけど高いし自分に合わなかったらどうしよう…… 」

僕も買うまでは思っていました。ですので、この不安を解消できるいくつかの方法も合わせてご紹介しようと思います。

こんな方向けに記事を書いています。

・HHKBってどんなキーボード?という方へ

・HHKBのメリット、デメリットを知りたい方へ

・HHKBを買おうか悩んでいる方へ

目次

HHKBってどんなキーボード?
  ・PFUが販売するキーボードです。
HHKBのメリット、デメリット
  ・10年使い続けて分かったメリット・デメリットを詳しくご紹介します。
HHKBを買おうか悩んでいる方へ
  ・結論「買い」です。
  ・買ってしまっても良い理由とは
  ・買わずともHHKBを試せる方法

HHKBってどんなキーボード?
すでにご存知の方も多くいると思いますので、簡単なご紹介と公式より出ているかっこいい紹介動画があるのでそちらを紹介しようと思います。

HHKB(Happy Hacking Keyboard)はPFUが販売する、エンジニア・ライターといったプロの方向けのキーボード。静電容量無接点方式のキーを採用し驚異的な耐久性とうち心地をもっています。

  アメリカ西部のカウボーイたちは、馬が死ぬと馬はそこに残していくが、どんなに砂漠を歩こうとも、鞍は自分で担いで往く。馬は消耗品であり、鞍は自分の体に馴染んだインタフェースだからだ。
  いまやパソコンは消耗品であり、キーボードは大切な、生涯使えるインタフェースであることを忘れてはいけない。
東京大学 和田英一 名誉教授の談話]より

HHKBシリーズについて

一言にHHKBといってもいろいろなモデルが出ています。なので簡単にまとめてみようと思います。

カラーバリエーションは2種が基本となっています。


子供の頃学校のコンピュータ室でみたような色合いです。EnterキーやAltキーなどの外側のキーはグレーになっていて文字キーは本体同様白いキーとなっています。僕が使っている「HHKB Professional2」もこの色です。ただし長年使っていると白いプラスチック製のため変色して黄ばんできてしまうので白が欲しいという方は注意が必要です。


本体・キー含めて全体が黒一色です。実際には黒というより墨汁の色合いに近いでしょうか。光沢のない黒になっていてかっこいいです。ただしキーの印字も黒であるためキーの印字が凄く見づらくなってしまっているのでご注意ください。

キー配列は日本語配列と英語配列の2種類から選べます。

日本語配列
キー数が69個で英語配列にはない方向キーが物理的に備わっているのが大きな魅力です。ですが筐体全体にギチギチにキーが収まってしまっているのに加えてスペースキーが短くなってしまっていたりします。今お使いのキーボードが日本語配列である、方向キーを頻繁に使うなどという方は日本語配列モデルがおすすめです。

英語配列
キー数が60個と必要最低限のキーだけを集めたような配置となっています。英語配列にはカナ変換や方向キーは物理的には存在せずFnキーの組み合わせでこれらを使うことになります。個人的には英語配列をおすすめします。英語配列のキーボードはEnterキーが横長で押しやすいのに加えてreturnキー(BackSpace)がその真上にあることで決定と文字の削除がスムーズに行えて便利です。また、日本語配列では本体に隙間なくキーが配置されてしまっているせいで手のひらで余計なキーを押してしまったりしてストレスを感じることもありました。

モデル一覧(※2021年2月現在)
以前は筐体デザインとキー配置はそのままに静電容量無接点方式を非搭載にした廉価モデルなどもなったのですが、現在では販売が終了してしまっており今回は公式が現在販売しているモデルに絞ってご紹介します。

HHKB Professional Classic
Professionalシリーズのスタンダードモデルで静電容量無接点方式採用の入門機といった位置づけになっています。
このモデルは有線接続のみとなっていてUSBType-C接続になっています。PC側へはUSBType-A接続です。
ご自宅のPCがデスクトップ型でデスクからあまり移動させない方はこのモデルがおすすめです。また、USBType-Aポートを背面に2つ持っており無線マウスのレシーバーなどを挿すのにとても便利です。
PFU公式直販税込価格:25,300円となっています。

HHKB Professional HYBRID 
このモデルはBluetooth接続に対応したモデルになります。またClassic同様USBケーブルによる有線接続も可能です。自宅やオフィスなど場所を選ばず使いたい方にはHYBRIDがおすすめです。またBluetoothは4台までペアリングが可能で複数台のPCやタブレット・スマホなどにも接続が可能で切り替えも簡単にできます。
ただし、Classicにはあった背面のUSBポートは無くなってしまっているのに加えてHYBRIDモデルは他のBluetoothキーボードのように内蔵バッテリーを持っていないので乾電池の交換が定期的に必要となります。乾電池式にしている理由はバッテリーは寿命があるためどこでも手に入る乾電池式にしているそうです。長く使ってもらうための工夫ではありますが、バッテリー式のほうが便利な場面もあるため注意してください。電池式のためか背面に電池ボックスが突き出た形になっているためちょっとかっこ悪いかもしれません。キー入力をしているときは死角になっているため見えないので個人的には気になりません。
PFU公式直販税込価格:30,250円となっています。

HHKB Professional HYBRID type-S
上記のHYBRIDモデルに静音機能を搭載したモデルで機能面に関しては上記と全く同じです。この静音機能は打ち心地をかなり変えるもので個人的にはこのtypeSが一番おすすめです。
今現在はこのモデルに乗り換えて以前使っていたHHKB Professional 2に戻れなくなってしまっています。打鍵音も静かな上に「コトコト」とした打ち心地が癖になります。HYBRIDにするのであればこのtypeSがおすすめです。
PFU公式直販税込価格:35,200円となっています。

HHKBのメリット、デメリット

メリット
  • 一生モノとして長く使える
  • 打鍵感、打鍵音が最高
  • 持ち運べてしまうほどコンパクトなデザイン
  • 手や指を大きく動かさずにすむキー配置
  • 長時間の作業でも疲れにくい
  • WindowとMacOSどちらにも対応している
デメリット
  • 価格が高い、試しに触ることが難しい
  • 「慣れ」がある程度必要
  • 見た目に反して重い

メリット

一生モノとして長く使える

2010年の年末に「HHKB Professional2」を購入して2020年の年末まで10年ほど使っていますが、未だに壊れる気配が微塵もありません。静電容量無接点方式は名前にあるように無接点方式で物理的にスイッチが接触せずにキーのOn、Offを感知する仕組みになっているため接点が劣化することが少ないため異常なほどに耐久性に優れています。
本体もしっかりした作りで何度も落としたりしていますが、割れたりといったことは全くありません。高い耐久性と信頼性があるためかセブン&アイグループのATMに付いているテンキーにも採用されているそうです。お近くのセブンイレブンやイトーヨーカドーでATMを使う機会がありましたらテンキーで打ち心地をチェックしてみてください。
いくら高耐久であるとはいえキー自体は指で触れていますのでツルツルになってきてしまいますが、キートップは簡単に交換出来る仕組みになっているので長く使っていて気になるようであれば別途交換も可能ですので本当に一生使えるキーボードです。

打鍵感、打鍵音が最高

打鍵感、打ち心地は言葉で表すのが凄く難しいのですが、「サクサク」「コトコト」といった感じの強く押す必要はないけど確かに押してる手応えの感じれる絶妙な打鍵感を持っています。打鍵音は静音モデルでないものは押し込んだときは「コト」戻るときは「カチャッ」といった感じの音で静音モデルのtypeSでは「ポコポコ」「コトコト」といった感じの音です。
公式よりタイピングの実演とその音を収録した動画が公開されていますので載せておきますね。動画では「HHKB Professional HYBRID type-S」が使用されているようです。
これ以外にも有志の動画投稿者がいくつも動画を投稿なされていますので「HHKB 打鍵音」などで検索してみてください

持ち運べてしまうほどコンパクトなデザイン

奥行き約110mm 横幅約300mmとA4用紙の約半分ほどのコンパクトサイズでカバンやリュックなどにいれて何処へでも持って行けてしまうほど小さいです。また、小さいのでデスクが狭い場合でも置き場に困るといったことはまずないと思います。
テンキーなどがないことによってキーボードとマウスの距離が縮まって腕を左右に行ったりきたりさせること無く操作ができるので肩こりなどの軽減にも一役買ってくれています。

手や指を大きく動かさずにすむキー配置

一見するとややこしそうに思えるキー配置ですが、使ってみると意外と気になりません「10年も使ってれば当然だろ!」っと思うかもしれないですが、物理キーが存在しないキーはFnキーを押しながら特定のキーを押すことによって使えるようになっているわけですがFuキーを小指で押しながら目当てのキーを押してみると手を大きく動かさずに簡単に打てます。また、Fnキーを押しながら打つキーは基本的に使用頻度の低いキーが割り当てられているのでそもそもあまり使わないです。ただし、PhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブなソフトでショートカットを特定のキーに割り当てて使われる方は注意が必要かもしれません。HHKBは文字入力に特化しているため普通のキーボードでEnterキーから右側のキーを頻繁に使われる方は注意が必要です。

長時間の作業でも疲れにくい

コンパクトサイズで指や手はもちろん腕全体を行ったりきたりさせる必要がないので肩、腕、指の疲労感を感じることが凄く少ないので日に何時間もデスクに向かって文字入力をしていても平気です。またコンパクトサイズゆえ位置を変えて姿勢を変えたりといったことが簡単にできるのも良い点です。接続先がノートパソコンであればそれこそカフェなどといった場所でも使うことが出来るのでシーンを選ばず楽な姿勢、好きな場所で作業ができてしまうので長時間作業の足を引っ張るといったことはまずありません。快適に使えます。

WindowとMacOSどちらにも対応している

Windowは当然としてMacOP搭載PCにもしっかり対応しています。僕はWindow10搭載のゲーミングPC、AppleM1チップ搭載のMacMini、会社のWindow10PCの3台に接続していますが問題なく使えています。HHKBには「DIPスイッチ」という小さなスイッチが付いていてこれらのスイッチのON、OFFを組み合わせることで「Windowモード」「Macintoshモード」などへソフトのインストールやややこしい設定なしに簡単に切り替えられるのでお使いのパソコンを選ばすに使うことが出来ます。またWindowOS限定ではありますが、ソフトを使えばキーの割当を簡単に変更することも出来ます。
僕はDIPスイッチでMacintoshモードにしておいてWindow上ではWindowモードになるようにソフトでキーを編集して使ってます。こうすることで僕が今使っている「HHKB Professional HYBRID type-S」でBluetoothのペアリングでPCを切り替えたときにDIPスイッチでいちいちモードを切り替えずにサッと切り替えて使うことが出来るのですごく便利です。もし複数台のPCにペアリングする予定のある方は試してみてください。

デメリット

価格が高い、試しに触ることが難しい

Professionalシリーズであれば25000円からという価格設定で非常に高いです。キーボード安いものであれば1000円を切る価格の物も多くありそれと比べると非常に高いです。が、とにかく頑丈なので10年以上使えます。例えばですがHHKB Professional HYBRID type-Sを10年使ったとします。価格は35000円としましょうこの35000円を10年(365日✕10年=3650日)で割って日あたりの支出を計算してみると「 9.58円」となります。ほぼタダみたいな値段です。
長く使えば価格のデメリットはあまりないように感じますね。

「まてまて!10年どころか合わずに数日で使わなくなったらどうするんだ!」

と思った方も多くいらっしゃると思います。高価なキーボードですが、気に入らず使わなくなってしまう可能性も十分にあると思います。ですがもしも合わなかったら「メルカリ」「ヤフオク」などといったフリマ・オークションサイトで売ってしまえばいいと思います。2021年2月現在HHKBのキーボードは人気のためほぼ未使用で箱などが揃っていれば購入価格の7〜8割の価格で取引されています。買ってある程度使ってどうしても合わないようであれば売ってしまえば大した損失にはならないでしょう!
また購入を検討するに当たり触ってみたいという方も多くいると思います。ですがHHKBを店頭で触れられる状態で置いているお店はそう多くありません。都心なら大きな電気屋さんやパソコンショップなどで触れるかもしれませんが、そうではない方はそうは行きませんPFU公式が実機を試せるお店を紹介しています。
タッチ&トライスポットを見ていただければ分かるかと思いますが、東京、大阪、名古屋それも都心に集中しています。
そこで僕は、レンタルサービスをオススメします。リンクのサイトでは2周間で5000円ほどしますが、2週間もあれば使い込めますし購入して失敗するより軽傷で済むと思います。上にある通り買ってしまって合わなければ売ってしまってもいいと思います。どちらにせよちょっと手間はかかるもののある程度リスクを下げれると思います。

「慣れ」がある程度必要

特殊な配列になっているので購入直後は不便さを感じるかもしれないですが、よく考えられてキー配置されているため慣れたらすごく快適です。そのためこのキーボードに一度慣れてしまうと他のキーボードが使いづらくなってしまうメリットもありますが、普通のキーボードには物理キーとして個々のキーが存在してるというだけの話なので問題ないと思います。また、上記にも書きましたがWindowではキー配置をソフトで自由に変更、カスタマイズが出来るので合わない部分は変更してしまってもいいと思います。

見た目に反して重い

サイズは上記にもある通りA4用紙の半分ほどと凄く小さいのですが、「HHKB Professional HYBRID type-S 英字配列」の場合であれば電池を含まず540gと意外と重いです。例えばMacBook Pro13インチとHHKB Professional HYBRID type-Sを携帯した場合、約2kgほどの荷物となります。手提げカバンの場合結構しんどいと思います。サイズとしては小さく持ち運びに便利そうではあるもののこの「重さ」がちょっと残念なポイントです。

HHKBを買おうか悩んでいる方へ HHKBは”買い”か

目次にもある通り「 買い」だと思います。また、ここまで読んでくださった方はHHKBに強い関心がお有りだと思いますので、上記にある通り合わなければ売ってしまってもいいですし、レンタルサービスを利用して試してみるのもいいと思います。都心にお住まいの方であればお店に足を運んでみるて決めるのもいいと思います。
また売るのとは逆にオークションなどで安く買うのも一つの手かもしれません。まずは手にとって見てほしいキーボードなので是非手に入れてみてください!